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S&Pも米国債の格付けを見直しへ! [米国債務危機問題]


ムーディーズが米国債の格付けを最上位の「Aaa」から引き下げることを検討すると発表したことで
世界市場が動揺し、米ドルと米ドル資産が一気に売られることになりました。


そして、ムーディーズに続き、格付け会社大手のS&Pも3ヶ月以内に米国債の格付けの引き下げ
を検討していることを発表しましたが、ムーディーズのときほど動揺はありません。


「一部転載:ロイター」

『S&P、米国のソブリン格付けを引き下げ方向で見直し』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000187-reu-bus_all

格付け機関のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、米国のソブリン格付け(長期AAA、短期A
―1+)を「クレジットウォッチ・ネガティブ」とした。


 S&Pが発表した声明(抜粋)は以下の通り。

今回の措置は、債務上限をめぐる政治的議論のダイナミクスにより、今後90日以内に米国の長期
格付けを引き下げる可能性が少なくとも50%あるというわれわれの見方を示すものである。


短期格付けについても、現在の状況が米国の信用力に著しい不透明感をもたらすというわれわれ
の見方を反映し、クレジットウォッチとした。


われわれが2011年4月18日に「AAA」としている長期格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」
に引き下げて以来、米国の財政スタンスやそれに伴う政府債務の上限問題に関する政治的議論
はますます混迷を深めている。


数カ月に及ぶ議論にもかかわらず、両党は基本的な財政政策について依然として大きな隔たりが
ある。その結果、債務上限の引き上げに関する短期的な合意を困難にする著しい政治的なこう着
状態に陥るリスクが高まっていると考える。


そのため、われわれは3カ月以内に米国の格付けを引き下げる可能性がある。

続きはコチラから⇒


バーナンキFRB議長は、公の場で何度も債務上限の引き上げを要求してきましたし、財政支出を
抑えてしまうと、景気がさらに悪化する可能性があるとも指摘しています。


そうした米国経済が危機的状況にありながら、共和党議員が財政健全化に固執し、強行反発する
裏側になにか陰謀めいたものがあるのではないかと疑いたくなってしまいますね。


来週中に可決されないと、いよいよデフォルトが現実のものとなるのがほぼ確定となってしまいま
すので、来週はここ数年間で一番緊迫した1週間になると思っています。

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