FXは含み損が大きくなればなるほど有効証拠金が目減りすることとなります。そして、証拠金
維持率がFX会社が定める一定のラインを下回るとメールなどで投資家に警告します。
これをマージンコールといいます。マージンコールを受けてしまった場合、投資家が取らなけれ
ばならない対処法は2つあります。まず、証拠金を追加で差し入れるのが一点。
そして、もう一点は取引そのものの規模を縮小することです。
もっとも場合によっては何もしなくても相場が有利に動くことによって証拠金維持率が回復する
こともありますが、期待するのは危険です。
といいますのも、決められた期限内に証拠金が回復しないと強制的に反対売買が行われて、
ポジションが決済されてしまうからです。これをロスカットといいます。
ロスカットは問答無用で行われます。マージンコールやロスカットを避けるためにもリスク管理
を徹底して、できるだけ早い段階で損切りを行う必要があります。
ポジションを我慢して保ってしまうとロスカットの要因になりかねません。
ちなみに、マージンコールやロスカットのラインはFX会社によって異なります。一般的にマージ
ンコールが証拠金維持率の50%、ロスカットは証拠金維持率の20%を割ると発生します。
ここ最近では顧客拡大にともなってか、マージンコールのサービスを廃止しているところも増え
ていおり、業界全体が個人投資家に対して自己責任の意識を強く持たせることを喚起してます。
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